プラグインを使おう
MkDocs はデフォルトでもいろいろなことができますが、さらに機能を追加したいこともあるでしょう。そうした場合に、プラグインを使えば、欲しい機能を追加で使えるようになります。
ここでは、プラグインの使い方を見ていきます。
プラグインのインストール
プラグインを使うためには、まずインストールをする必要があります。MkDocs にもとから入っているものは mkdocs.yml
で指定するだけで使えるようになりますが、他の人が作ったプラグインは、事前にインストールしなくてはいけません。
インストールは、次のように pip
を使います。
> pip install mkdocs-foo-plugin
これで、 mkdocs-foo-plugin
というプラグインのインストールが終わります。どのような名前でインストールできるかは、各プラグインのサイトで確認しましょう。
他の人が作ったプラグインは、MkDocs Plugins というページでまとめられています。便利そうなものもありますが、ほとんど使われていないものや、最近まったく更新されていないもの(放置状態のもの)もあるので、注意してインストールしましょう。
アンインストールは、次のように行います。
> pip uninstall mkdocs-foo-plugin
MkDocs 特有のコマンドではなく、pip
の一般的なコマンドです。
プラグインを使うための設定
プラグインをインストールしたら、今度はサイトで使うための設定を行いましょう。この設定を行わないと、サイトへは反映されません。
プラグインを使うには、mkdocs.yml
内で、次のように書きます。
plugins:
- search
- mkdocs-foo-plugin
search
は、検索するためのプラグインで、MkDocs テーマや Read the Docs テーマ、Material テーマなどではじめから使えるようになっています。それに加えて mkdocs-foo-plugin
を使うには、上のようにします。
なお、search
を書かないと、search
プラグインは使えなくなる点に注意しましょう。デフォルトで使えるプラグインに追加されるわけではないので、明示的に指定する必要があります。
プラグインによっては、オプションを指定できるものもあります。「オプション名: 値」と書きます。例えば、次のように書きます。
plugins:
- search
- mkdocs-foo-plugin:
aaa: xxx
プラグインの最後にもコロン「:」をつけないといけないので注意しましょう。
次のように書けば、すべてのプラグインを除外することができます。
plugins: []
おわりに
ここでは、他の人が作ったプラグインをインストールし、使えるようにする設定方法を見てきました。MkDocs が提供していない機能が使えるようになるものもあるので、探してみましょう。